【お悩み】正しい敬語、使えていますか?

スタッフエース新潟オフィスの佐藤です!

4月も最終日ですね

新社会人としてのスタートを切った方、
転職して新しい職場で仕事が始まった方、
自身は変わらずとも家族や周囲の環境が変わった方…

春は何かと”変化”が多い季節で戸惑いがつきものですが、
それと同時に新たなチャンスが広がる時期です!

新たな環境に馴染み周囲と良好な関係を築く為に
『コミュニケーション』は大きな影響があります!

今回は、職場で意識したい『敬語・話し方のビジネスマナー』をまとめてみました!

 

●敬語の基本●

敬語はビジネス上の必須スキルでありながら、複雑で苦手意識を持つ方も多いです。
まずは基本的な種類をおさらいしましょう!

 

[1]尊敬語
《相手》の動作や状況を高めて表現すること=目上をたてる!

[2]謙譲語
《自分》の動作や状況をへりくだって表現すること=自分がへりくだる!

[3]丁寧語
《相手》に対して丁寧な言葉遣いをすること=礼儀を示す!

 

★例1 「見る」を敬語変換

尊:見られる、ご覧になる
謙:拝見する
丁:見ます

★例2 部長が「~~~」と聞いたことを伝えたい時

尊:「部長は、~~~とお聞きになったそうです」
謙:「部長から、~~~とおうかがいしております」
丁:「部長から、~~~と聞きました」

▶自身の立場や、状況に合わせた使い分けが求められます!

 

●ありがちNG集●

■CASE1:二重敬語

丁寧さを意識するあまり、敬語に敬語を重ねてしまう…私は個人的にあるあるです。
以下のポイントを意識して誤用を防ぎましょう!

 

・重複を避ける

×「お帰りになられる」
〇「お帰りになる」

×「拝見させていただきます」
〇「拝見いたします」

 

・役職に“様”をつけない

× △△社長様
〇 △△社長

 

・「れる・られる」の多用、「ます・です」の併用

×「おっしゃられる」
〇「おっしゃる」

×「お越しいただけますでしょうか」
〇「お越しいただけますか」

 

■CASE2:社外の方に対しては、自社のことは謙譲語

たとえ上司のことであろうとへりくだった表現を使います。

×「△△部長がそうおっしゃっていました」
〇「弊社の△△がそう申しておりました」

最初は違和感を感じるかもしれませんが、敬称も不要です。

 

■CASE3:「~のかたち」「~のほう」などの言い回し

丁寧にする為に使いがちですが、「かたち」はぼかし表現なのでNG。
「ほう」は方角を示す時や比較対象がある場合のみ使うのが正しいです。

×「おうかがいするかたちになります」
〇「おうかがいいたします」

×「契約書の方をお持ちしました」
〇「契約書をお持ちしました」

 

■CASE4:抜き言葉に注意

代表的なものに「ら抜き言葉」「い抜き言葉」があります。
日常会話では一般的に使われていますが、改まった場では避けるのが望ましいです。

「来れるそうです」→「来“ら”れるそうです」
「話してたそうです」→「話して“い”たそうです」

 

●覚えておきたいクッション言葉●

相手に配慮の気持ちを伝え、言葉の印象を和らげる敬意表現。
使い方をマスターすることで、1ランク上のコミュニケーションにつながります!

 

【例】
お願いパターン
→「お手数をおかけいたしますが」「恐れ入りますが」

出向いてもらう
→「ご足労をおかけいたしますが」

お断りパターン
→「申し訳ございませんが」「心苦しいのですが」
※断る前にお礼を言う、可能なら代替案を提案することで、

次の機会につながる姿勢を見せることができます!

 

最後に

正しい敬語を意識することで、相手からの印象はグッと良くなります。

ただ「明日から100%カンペキに実行!」なんて意気込みすぎると、逆に緊張してたどたどしくなってしまうもの。(私ですね…💦)

声のトーンを明るくしたり、ハキハキとした口調にするだけでも好感度アップ!

心にゆとりを作りながら、正しい敬語でビジネスマナー力をアップさせましょう♪

 

新潟県内の「事務・オフィスワーク」はスタッフエースにお任せください!